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『海の上のピアニスト』

Posted by Kasshy on 28.2010 Favorite movie   0 comments   0 trackback
『海の上のピアニスト』The Legend of 1900 1999

story
時は1900年。多くの移民たちをアメリカに運ぶ豪華客船ヴァージニアン号。
黒人機関士ダニーは、ダンス・ホールのピアノの上に置き去りにされた赤ん坊を見つける。
ダニーはその子を1900(=ナインティーン・ハンドレッド)と名付けた。
ダニーが事故で死んだ後も、一度も船を下りず船底で育った。
彼はある日、船内のダンスホールで音楽に魅了され、ピアノに向かい、ピアニストとしての天才的な才能を開花させた。

staff
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
原作:アレッサンドロ・バリッコ
製作:フランチェスコ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ

cast
1900:ティム・ロス
マックス:プルート・テイラー・ヴィンス
少女:メラニー・ティエリー
ダニー:ビル・ナン

いろんなワンシーンが印象的。それにストーリーも象徴的。
トルナトーレ監督の作品はいつもほんと映像も音楽も懐かしく、切なく、ほんわかである。

主人公のナインティーンハンドレッドは、海の上、船の上で育ち、ピアノの上で置き去りにされ、船のホールでのピアノ演奏に興味を覚え、目覚める。
彼の故郷は海であり、船である。外の世界を夢見て、でも船から下りなかった彼の気持ち。
なんかなんとなくわかるような気もちょっとしました。

ピアノ好きの私には、一目ぼれする彼女を見つめながら弾く旋律。
それと、ミスター・ジャズとのピアノ対決のシーン。
親友マックスとストッパーを外して、大揺れする船の中をピアノを弾きながら、グアンドピアノが踊るシーンがすごく印象的。

ジュゼッペ・トルナトーレ監督といえば「ニュー・シネマ・パラダイス」が有名だが、この海の上のピアニストもどちらも古き良き時代の郷愁で彩られている。
主人公はあと一歩で届いたかもしれない夢や幸福を自らの意思であきらめる。
選ぶのも人生、でも選ばないのも人生。彼は、そこに自らの運命を悟ったのかも。

いつもながら、エンニオ・モリコーネの音楽には、心酔してしまう。
エンドクレジットの最後の唄もまた悲し・・・。
何度みても切なくジーンとくる映画です。
ティム・ロスの物言わぬ眼差しと迫真のピアノ演奏の演技には脱帽。
人生はドラマだ。
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★★★★★★★★★☆
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