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『ぼくのエリ 200歳の少女』

Posted by Kasshy on 28.2010 Cinema   0 comments   0 trackback
『ぼくのエリ 200歳の少女』LAT DEN RATTE KOMMA IN 2008

story
オスカーは12歳。
ストックホルム郊外の集合住宅で母親と二人暮らし。
美しい金髪の色白の少年だが、学校では毎日のように同級生3人組にいじめを受けていた。
大人たちは誰もそのことに気付かず、救いの手を差し伸べてくれる友達は一人もいなかった。
オスカーにできることといえば、いつも隠し持っているナイフで自宅前の中庭の木を突き刺すぐらいだった。
そんなオスカーの前に、ある晩、黒髪の少女が現れた。
中庭のジャングルジムの上に立っていた少女は、オスカーの隣の部屋に越してきた子だという。
「悪いけど、君の友達にはなれない。」
「どういう意味?」
「君が友達になりたそうな顔をしてたから。」
雪がちらつくほどの寒さの中、薄手のシャツ1枚しか着ていない少女は、オスカーの胸の内を見透かすような言葉を残していなくなった。
その頃、町はおぞましい殺人事件の話題で持ち切りだった。逆さづりでノドを切り裂かれ、ポリタンクに血を抜き取られた若者の死体が森で発見されたのだ。
オスカーは心配性の母親から用心するよう言いつけられるが、陰惨な事件の記事をこっそりとコレクションしている彼は、その新聞記事もスクラップブックに貼り付けた。
翌日、また現れた少女は、オスカーが持っていた流行のパズル、ルービックキューブを観たことがなく、関心を示す。
すぐ近くで向き合った少女はどこか悲しげだったが、鼻をつく異臭がオスカーは気になった。
その晩、町の中華店で飲んでいた男たちの一人が、暗い帰り道、姿を消した。

staff
監督:トーマス・アルフレッドソン
原作・脚本:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
製作:ヨン・ノードリング、カール・モリンデル、フリーダ・アスプ
音楽:ヨハン・セーデルクヴィスト

cast
オスカー:カーレ・ヘーデブラント
エリ:リーナ・レアンデション
ホーカン:パール・ラグナル
エリック:ヘンリック・ダール

スウェーデンの映画といえば、「ファニーとアレクサンデル」ぐらいしか思い浮かばず、監督としては、私の好きなラッセ・ハルストレム監督がすぐ思い浮かぶ程度。
そんなスウェーデンから、この映画はスウェーデンアカデミー賞5部門受賞、その他60もの賞を獲得した近年でも珠玉の作品ということで紹介されました。
邦題が「ぼくのエリ 200歳の少女」。まあ、ある意味安直なタイトルをつけたもんだなって。

ストックホルム郊外の雪に囲まれた町。
暗闇に深々と降る雪の景色が静かに広がりを見せて物語は幕を開けます。
両親が離婚して母親と二人暮らしの12歳のオスカー。彼はとにかく白い。
肌も白いけど、彼がまとう空気自体が白いのです。
裸で部屋をうろつくショットが何度もありますが、金髪で色白、か細く弱々しいことを印象付けています。
彼は白ブタといじめられていてそれに抵抗できず、いじめっ子への復讐を常に心に秘め、ナイフを隠し持ち、猟奇殺人の記事をスクラップするほど心の闇は広がっていました。
一方、隣に越してきたエリは、黒髪でジプシーのような雰囲気の少女。
細い手足に病人めいた表情、こちらのイメージは黒。
この辺の対比がおもしろい。

出会い時は、エリのほうが、用心し、決して仲良くはなれないよとオスカーにクギをさします。
それでも、お互いはそれぞれの孤独感や空虚感を感じたのか、徐々に心を許していきます。

エリはオスカーに「いじめっこたちにやりかえすのよ」と勇気を出すことを伝えます。
徐々に二人は接近していき、オスカーはお菓子をエリにすすめますが、エリはそれを食べて、吐き出してします。
やせ細ったエリをオスカーはそっと抱きしめます。
エリは、「私が女の子じゃなくても好き?」と聞きます。
オスカーはよく意味がわからずも、うなずきます。
やがて、二人はモールス信号を使って、壁越しにやるとりをするようになります。

あるとき、スポーツクラブの更衣室で事件が起きます。
男の子がまた逆さづりされていたのを発見されます。
エリの世話をしている男が、男の子から血を抜き取ろうとして、失敗。
彼は硫酸を顔に掛け、身元をわからなくし、警察に捕まり病院に入れられます。
その夜、エリは病院に男を訪ね、エリは男の血を吸い、絶命させてしまいます。

この後も、エリが明らかにヴァンパイアであることを裏付けるものがつぎつぎ出てきます。
それでもオスカーは、エリからは離れられず、本当の愛、生きることの大切さを感じていきます。

ヴァンパイアものでありながら、少年と少女の愛、母子家庭の問題、いじめの問題も取り上げ、雪の中の惨劇という、色的にもショッキングで、非常にいろいろと練られたストーリーと映像だなと感じました。

オスカー役の男の子がとにかくいい。美しい子であり、ちょっとぽわ~んとしたところもあり、鼻水たらす場面も何度もあって、ある意味純粋、純真なんだと思えます。
エリもハマり役だと思います。

はて、エリを世話していた男はいったい誰なのだろう、何者なんだろうという思いがわきます。
ふと思うと、エリはもうずいぶん前からずっと12歳、つまり年をとっていない。ということは周りはどんどん年をとっていく。
とすると...。というふうに感じます。恐らく、かつて...愛し合ったのでは...。

この映画のラストは、微笑ましい半面、非常に残酷でもあるなあと感じます。

それにしてもファースト・キスが○の味...っていうのはどうよ!
bokueli.jpg
★★★★★★★★☆

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