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『アンジェラの灰』 DVD

Posted by Kasshy on 28.2010 DVD   2 comments   0 trackback
『アンジェラの灰』ANGELA'S ASHES 1999

story
世界中に大恐慌の嵐が吹き荒れる1930年代。
輝かしい未来を夢見て、アイルランドからニューヨークへ渡ったマラキとアンジェラはそこで出会って結婚し、フランク、マラキ・ジュニア、双子のオリバー、ユージーン、そして一人娘マーガレットの5人の子供に恵まれた。
夢溢れる新大陸での生活のはずだったが、父に仕事はなく、失業手当さえ酒につぎ込んでしまう。
そんな貧しい生活の中、突然一家を悲劇が襲う。
生まれたばかりの愛娘マーガレットが病気で死んでしまったのだ。
悲しみのあまりベッドから出ることさえできない母。
ますます酒に溺れていく父。打ちひしがれた一家は、生まれ故郷アイルランド、リムリックへ戻ることを決意する。フランクが5才の時だった。
リムリックの町で彼らを待っていたのは、アンジェラの実家の冷たい出迎えだった。
アンジェラの結婚を祝福していないアンジェラの母、子供のいない気難しい叔母アギーと叔父パットは、それでも小さな部屋を借りれるだけのお金を工面してくれる。
しかし運命は簡単には変わることはなかった。
さらに悲劇が襲い、双子のオリバーとユージーンも息を引き取っていった。
アンジェラはますます悲しみにくれ、父はその悲しみを紛らすためパブへ向かう。

staff
監督:アラン・パーカー
脚本:ローラ・ジョーンズ、アラン・パーカー
製作:デヴィッド・ブラウン、アラン・パーカー、スコット・ルーディン
原作:フランク・マコート
音楽・ジョン・ウィリアムス

cast
アンジェラ:エミリー・ワトソン
マラキ:ロバート・カーライル
フランク:マイケル・レッグ

キャッチコピーは「家族のために、夢と希望を胸に走り続けた一人の少年。全世界が涙した真実の感動作!」でした。
1997年のピューリッツァー賞(伝記部門)受賞作の映画化です。

ユニバーサルとパラマウントが配給しているアメリカ映画なんですが、監督さんが英国人監督のアラン・パーカーなので、映画のカラーは英国風(というかアイリッシュ風)。

この「アンジェラの灰」というタイトルがなんでだろ?って思うと思います。
どこにも灰が出てこないのですから。

原作者のフランク・マコートは、母アンジェラの遺灰を故郷のアイルランドの町に戻すところで回想録を終えるつもりだったそうで、こういうタイトルにしたらしいのです。
ところが実際に書き出すと子供時代を送ったアイルランドのリムリックだけでほとんど分厚い一冊の本になってしまった。
この映画は、その回想録の上巻にあたり、フランクが19歳でニューヨークにやってくるところで終わっています。
なので灰のエピソードはそこには入っていないのです。
下巻にあたるのが「アンジェラの祈り」でこのエンディングでフランクは母アンジェラの遺灰をリムリックのマングレット修道院墓地に撒くことになるのだそうです。

全編の映画の色が、灰色の暗い色調。雨がよく降る、曇り空。濡れた石畳。
衛生的といえない街並み、環境。
当時のアイルランドの、それもリムリックの様子がわかります。
子供がみんな細い。みんな本当に生きていくのが精いっぱいで、貧しかったんですね。

フランクの父親はどうしようもない父親でした。
優しいけれど、理想が高く行動ができない。仕事につけない。わずかな稼ぎも飲み代に使ってしまう。
それでもフランクは面白い話を聞かせてくれた優しい父のことが心の片隅にあって憎めません。

子供は何でもみています。
どんなに貧しい生活を送っていても、子供はたくましいものです。
学校の先生の言葉が印象的。「どんなに貧しくても 靴がぼろぼろでも 君たちの心は宝物」。そうですよね!
気持ち、心持ちが大事なんです。

フランク役は3人の子役が演じていますが、それぞれなかなかうまい。とくに最初の6歳頃の子が味があって、表情がまたいいんです。
エミリー・ワトソン。うまいです。こういう役やらせたら本当にピッタリ。

アイルランドの歴史、宗教、そして1930年~40年代、これらの知識があればあるほど、この物語はより理解ができるし、うなづけると思います。

決して、楽しい、面白い、感動するという感覚の映画ではないですが、心の片隅に残る映画のひとつです。
angelasashes.jpg
★★★★★★★★
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映画はまだみてないんですけど、
本読みました。この人が書く本って本当に子供目線で素晴らしい!
貧困のなかでもたくましく生きる子供たちを
生き生きと描写できてました。
映画もみてみます!
2010.03.29 04:22 | URL | ケニー #- [edit]
> 映画はまだみてないんですけど、
> 本読みました。この人が書く本って本当に子供目線で素晴らしい!

こんばんは!そうなんですか。じゃあやっぱり原作、話がしっかりしてるんだね。

> 貧困のなかでもたくましく生きる子供たちを
> 生き生きと描写できてました。

こういう原作本のある映画って難しいんだよね。
それで先に原作読んでかなり気に入るとそのイメージや思いがあるかな、映画がダメってこと多いよね。

> 映画もみてみます!

原作で感じたものがどう表現されているか。
また感想きかせて。
2010.03.30 23:46 | URL | Kasshy #- [edit]

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